テンバガー(成長株)にPBRは不要だ

  • 2016.09.28 Wednesday
  • 22:11

本ブログの成長株とはスタンスが異なるのですが、「テンバガーを探せ!10倍儲かる低位株投資術」著者:鮎川健 の中に以下の記述があります。

 

PERがピッチャーだとしたら、PBRはキャッチャーだ。相互に補い合っている指標である。

 

確かに、1昔前はPBR(財産)がものをいう時代もありました。しかし、株主として財産が引き抜けないなら何の意味があるのでしょうか?

 

今でもそうですが、低PBRで現金が時価総額を上回っているものは存在しています(例えば6257藤商事など)。これが高配当などで、甘い汁を吸い取れるようでしたら、投資するのも悪くないと思うのですが、それすらない株だったらどうやって会社の財産を奪うことができるでしょうか?

 

基本的にはできません。言うなら、割ることができないブタの貯金箱を持っているようなものですね。中にぎっしりお金が詰まっているのは分かってはいるのだが、金づちなどで割ることができない。そんなイメージが思い浮かびます。

 

(割れない貯金箱のイメージ:絵が無いと殺風景なので張ってみました)

 

基本的にはできませんと書きましたが、過去に割ろうとした輩は存在していました。

 

昔世間を騒がせた村上ファンドの村上世彰氏です。基本的には株式を買い占め、その結果会社を解散して、ため込んでいる貯金箱から貯金を奪う方法なのですが、何せ世間体が悪いので逮捕されてしましました。

 

私はこのやり方はなんぼ資本主義で株主が一番偉いからといってもやりすぎだと思います。基本的に株式を買い占めるだけのお金があるならすでに金持ち(金持ちから出資を受けている)なわけで、会社の従業員、取引先、お客さんを犠牲にしてまで、お金を稼ぐ必要が無いと思っています。

 

そこまでしてお金を儲けてどうするんだろう?といった思いも感じます。とにかく、言いたいことは日本では株式を買い占めて強引に会社を解散させる手法が事実上難しい中で、割れない貯金箱に期待するのは難しいと思うのです。事実そういった株は万年割安株状態になっています。

 

そんな中で、資産価値が株価より安いという低PBR状態はなかなか解消される可能性が低く、当分の間はバリュー株としての意味合いとしては低いのではないかと思っています。

 

当然成長株にもPBRは不要な視点になります。収益の成長率を追っている中で、PERと成長率との比較においてPBRは不要なのです(出番が無い)。

 

あくまでPBRは過去の企業が積み上げた財産のことであり、これからの会社の収益とは相関性が無い事(収益の伸びを求めるのが成長株)、また巨大な資産(設備)を背景にした重厚長大型の設備は、お金に換算すると時価を下回ること、財産に物を言わせて、生産力はお金をつぎ込めばどれだけでも増やせるが、実際は売る販路(需要)のほうがはるかに重要であること。サービス業・小売業は成長率が重要で、PBRは単に会社の財産を表すだけで、収益とは関係ない事などがあります。

 

このように、成長株ではPERこそ必要であれ、PBRは意味をなさないのです。

 


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